服薬中の抗HIV薬「ストックリン」と「エプジコム」
こんにちは、たまです。
快晴な今日、都内では東京マラソン絶賛開催中だったというのに、
なぜか時期遅れの箱根駅伝の夢を見て目覚めました…。
あ、マラソンとは犬猿の仲なのでもちろん東京マラソンにも出ていませんがw
最近は水泳くらいでしか身体を動かしていません…。
うーん…運動しなきゃ。。
前回、僕の場合の陽性告知から投薬開始までの流れをザッと書いてみましたが、
その流れで今日は、僕が毎日お世話になっている抗HIV薬を紹介します。
上の黄色の錠剤が「ストックリン」(600mg錠)という抗HIV薬で、
松屋の千切りキャベツの夢や箱根駅伝の夢を見る原因になった(かもしれないw)
「悪夢(異夢)」や精神的な副作用がよく話題になるお薬ですが、成分的には
1999年から使われていて使用実績が多く、効きも良い、ベテランのお薬です。
下のオレンジ色の錠剤が「エプジコム」という、2種類の抗HIV薬の合剤です。
こちらも、配合されている2剤の成分的には昔から使われている歴史のあるお薬です。
今日現在最も新しい抗HIV薬で、服薬している人も多いと思われる
「トリーメク配合錠」にもこのお薬の成分が配合されています。
現在、HIVの治療においては、一般的には異なる3種類の抗HIV薬を組み合わせて
服薬することが多くなっています(耐性ウィルスを発生させないようにするため)。
僕の抗HIV薬の組み合わせでは、「1日1回・食事の有無問わない」服薬で済みます。
ただ、上記のように「ストックリン」の副作用の観点から、夜間就寝前に服薬しています。
僕が投薬を始めた2010年前後には、
「ストックリン」+(「エプジコム」または「ツルバダ」)という2錠の組み合わせが、
「1日1回・食事の有無問わない」という点で一番便利な組み合わせでした。
それ以前の1990年代には、なんと1日20錠(カプセル)以上ものお薬を
きっちり8時間ごとに飲む必要がある大変な時代もあったようです。
最近では、新しいクラスのお薬や従来のクラスでも新薬が増えてきたうえに、
上記の「トリーメク配合錠」、「スタリビルド配合錠」や「コムプレラ配合錠」など、
1日1回1錠(STR:Single Tablet Regimen といいます)
で済むお薬も複数出てきて、利便性は格段に上がっています。
(独立行政法人国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター HIV/AIDS eラーニング・プログラム ホームページ(http://acc-elearning.org/AIDS/TextVersion2V9.html)より引用)
さて、気になるお値段は??
現在、初めて治療を始める人に推奨される抗HIV薬の組み合わせでは、
一部を除きいずれも概ね1日あたり合計6000円~7000円(1か月換算で約18万円~21万円)
前後になるような薬価になっています(健康保険・各種福祉制度適用前)。
しかし、しっかり手続きを踏めば、自己負担額は高くても1か月2万円程度で済みます。
(前年度の所得や、居住している地方自治体における福祉制度の重畳適用によっては、2万円より低くなります。)
生きていくために毎日欠かすことができないお薬、感謝して飲まなきゃですね。
抗HIV薬の詳細や服薬管理の工夫については、また追って紹介できればと思っています。
皆さんにとって、今日1日が素敵な1日になりますように。
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