海の見える始発駅 ~そして伝説へ…?~
こんばんは、たまです。
前々回(Ⅰ)はタツさんとの会合について、前回(Ⅱ)はその舞台裏について書かせてもらいましたが、
その前日には、会合の会場からはまた遠く離れた地アレフガルドに旅に出ていたのでした。
今回(Ⅲ)は、ⅠとⅡの物語を遡ってその時のことを少しばかり。
旅の目的地はこちら。
女川(おながわ)です。
鋭い人は女川と聞いてピンとくるハズです。
サンマ漁船団(13億円)
分からなかった方、マニアックですみません。。。
女川(町)は、東日本大震災の津波による大きな被害を受けた、東北有数の港町です。
震災の影響で、女川駅の駅舎は土台のみ残して全て流出してしまい、しばらくの間は鉄道も不通の状態が続いていたとのことです。
それが昨年の3月、念願だった鉄道も再開し、3階建ての美しい駅舎が新しく建築されました(その駅舎が先ほどの写真です)。
そしてその駅舎の中に天然温泉に入浴できる施設(その名も「ゆぽっぽ」)もオープンしたとのことで、1度訪れてみたかったのです(温泉スペースは写真の右側2階部分にあります)。
訪れてみると、駅前にはそこそこ規模のある広場や商業施設もオープンしていてなかなかの賑わいでした。
無事に温泉にも入ることができ、1年+α 越しの念願叶って、復興の足音を身をもって感じに行くことができたのです。
さて、女川駅はJR石巻線の一番端の駅です。
そして駅からは、真っ直ぐ、ほどなく近い場所に直接海を臨むことができます。
このように、新しい駅舎の3階に登ると商業施設の背後に美しい海が覗いています。
そのため、以前からこの女川駅は「海の見える終着駅」(真偽のほどは定かではないですが日本では2か所しかないらしい?)として知られていたようです。
確かに立地のみから言えば「終着駅」という単語がしっくりくるのかもしれませんが、
地元の方々のなかには、女川駅を「海の見える始発駅」として復興のシンボルにしていきたいとの意向もあるようなのです。
ふむ。
終着駅と始発駅は、実はコインの裏表のような関係。
そして、同じ対象をその両方の言葉で言い表すことができるものの、それぞれの言葉から感じるイメージはずいぶんと違う。
その言葉を与える「人」がそのイメージを変えることができる、とな。
「がんばろう!女川」との志のもと「海の見える始発駅」として生まれ変わった女川駅の中心で、
お風呂上がりのほかほか勇者たまは、ペットボトル片手に穏やかな海を眺めていたのでした。
皆さんにとって、今日1日が素敵な1日になりますように。
そして、震災で被災された皆さんが1日も早く復興のための1歩を進められますように。
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