いまさら、自立支援医療の更新の話
こんばんば、たまです。
久しぶりにちゃんとHIVに関連したお話を。
ブログ更新を放置プレイしていた間に、「自立支援医療(更生医療)」の更新時期がやってきていました。
この制度は、ことHIV(免疫機能疾患)に関しては1年更新で、僕の住む東京都では毎年6月末が有効期限になっているようです。
(各種自立支援医療としては、3か月更新が原則で、最長1年まで有効期間を延長できるという制度設計のようですが、
HIVに関しては更新時期(6月末)や有効期間(1年)は全国一律で同じなのだろうか…ご存知の方いらっしゃいましたらお声がけください ^ ^ )
更新とはいえ、僕の住むところでは直接役所に赴く必要はなく、申請書や保険証のコピーなどの必要書類を役所に送れば手続きは完了です。
ただ、今年から必要書類に「マイナンバー(個人番号)」関連書類が増えました。
このマイナンバーが今後どのように運用されるのか不透明ですが、特にHIV感染者としては何ともセンシティブなお話です…。
ちなみにこの自立支援医療の制度を利用できると、HIV治療に関する医療費の自己負担額は1割負担、かつその自己負担額は毎月最大2万円となります。
(HIVは「重度かつ継続」した疾病とされていて、所得額に応じて0円~2万円の間の5段階で毎月の自己負担上限額が設定されます。)
これに加え、各地方自治体では独自に一定以上の等級の身体障害者向けの医療費助成制度が設けられています。
我が東京都では「マル障」という制度があり、一定の条件のもと、HIV関連以外の様々な医療費も1割負担で済みます(所得額に応じた自己負担上限額も設けられています。)。
埼玉県などでは、自立支援医療の制度を適用した後の自己負担相当額も含めて助成されるという手厚い制度になっているようです。
例えば、HIV治療に1か月20万円の費用がかかった場合(HIV治療における一般的な金額がこれくらいです)、
通常は後期高齢者でない人は14万円(7割)が健康保険等により賄われ、残りの6万円(3割)が自己負担になりますが、
この6万円のうち4万円(2割)が自立支援医療制度により、残りの2万円(1割)が自己負担または各地方自治体の助成により賄われるイメージです。
(あくまでイメージで、加入する健康保険・障害者等級・所得・住所地などによって内訳や負担額は異なってきます。)
各制度についてはHPで検索すれば一応情報は出てくるのですが、なにぶん全体像が分かりづらいので、
また折をみて各制度の詳細も(自分の勉強も兼ねて)紹介できればと思っています。
何より、このように自分を支えてくれる制度が存在すること、支えてくれる人がいることに心から感謝です。
皆さんにとって、今日1日が素敵な1日になりますように。
そして、震災で被災された皆さんが1日も早く復興のための1歩を進められますように。
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