HIV7年生男子の雑記~HIVをポジティブに~

HIV感染から7年目のアラサーゲイ「たま」の雑記。HIVに関する経験や日々の出来事を記していきます。tamatamatama1984@gmail.com までご遠慮なく!

Merry Christmas ~HIV陽性告知、その時~

 

夜も遅くにこんばんは、たまです。

  

今日で1月も終わりですが…

‘Merry Christmas’

 

ついこの前バンプのCDを整理している時に見つけて、

懐かしいなぁー、と思ってパシャッと撮ってみました。

 

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ちょうど僕がHIV陽性告知を受けるちょい前に発売されたシングルで、

告知を受けたその日の検査会場への行き帰りの道すがら、

この‘Merry Christmas’と‘R.I.P.’をリピートして聞いていたので、

今でも曲を聴くと、クリスマスを控えた12月のあの日、あの場所を思い出します。

 

ちなみに、‘Merry Christmas’は‘R.I.P.’のカップリング曲なのですが、

バンプ的にはカップリングとかって表現は本意ではないようですが…)

この‘R.I.P.’を和訳すると…

 

「安らかに眠れ」R.I.P.=Rest In Peace(Requiescat in Pace))

 

当時はなかなかにシャレになりませんでしたw

 

 

あれからもう6年以上になるんだなー、

って思うと、何とも言えない気持ちになります。

 

 

僕が陽性告知を受けた時の検査は保健所の即日検査だったのですが、

陽性告知を受けた多くの皆さんと同じく、検査当日は確認検査に回すとのみ告げられ、

その後の1週間は生きた心地がしなかったです、ホントに。

 

確認検査の結果を聞きに行く当日は、高校入試の時に母親からもらった

小さなネコのお守りをずっと握りしめて祈りながら会場に向かいました。

 

でも、結果は陽性。

 

告知のあった部屋に入ると、心を落ち着かせるよう配慮してくれたのか

窓際に置かれたラジカセからクラシックが流れていて、

「あ。やっぱりそうなのか。」と思ったことは記憶に刻まれています。

 

でも、告知の瞬間とその後説明してもらった内容は、正直あまりよく覚えていません。

 

泣いたり取り乱したりすることはなかったのですが、

冷静でいるために神経を使っていたのか、聞いた内容は思い出せない。

 

ただ、所長らしき男性の方と臨床心理士の女性(この方の名刺は今も手元にあります)

本当に親身に対応してくださったことは覚えています。

 

 

さて、こんな残酷な思い出と強く紐づけられた曲ではありますが、

‘Merry Christmas’は今になってもバンプの中でもとても好きな曲の1つです。

 

巷の「クリスマス」が外から眺められた、クリスマスソングらしからぬ寂しさのある曲。

(当時は時期的にこの曲の歌詞を自分に置き換えてみたりもしましたが…)

でも、バンプらしい、とっても暖かくて優しい気持ちになれる曲です。

 

陽性の告知を受けてから、辛くて、悲しくて、寂しくて、情けなくて、

色々な人に申し訳なくて、自己嫌悪に陥って、そんなことも多くありました。

 

でも、

良くも悪くも世の中には自分1人ではないこと、誰かの幸せを願えることの素敵さ、

そして何より自分自身にもちゃんと優しくしてあげること、

そんな大切なことたちをこの曲から教えてもらったような気がします。

 

 

皆さんにとって、今日1日が素敵な1日になりますように。

  

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